G&MARKS(ジーアンドマークス)は『よい変化』をテーマに、日本の魅力を開拓するプロジェクトです。日本には未開の可能性や価値がまだまだあります。伝統文化や土地土地の魅力、人やものごとのアイデンティティを大切にし、これからの未来に向けてよりよい変化を起こす。そんな活動を応援し、紹介します。
時を経た地域価値の改新と未来価値の創出
萩式(ハギシキ )プロジェクト

時を経た地域価値の改新と未来価値の創出

時代は移り変わり、ものごとの価値も移り変わる。変化をしなければ、時代に取り残されてしまう。自然、歴史、文化と、さまざまな魅力をもつ地域といえど、そのことは同じといえよう。『萩』は既存の魅力に甘んじることなく、自らの価値を多角的に拡張し、時代の変化を許容し、魅力を輝かせるための変化を始めている。萩には、江戸の『藩』として築き上げてきた無二の独自性がある。藩とは、当時の地域の仕組みでありスタイルである。今の時代において、なおその『藩』の価値が色濃く残っている稀少な地域が萩である。

萩では、1つのプロジェクトが動き始めている。歴史や風土を踏襲しつつ、今の時代性や需要にフィットしたスタイル、萩の未来価値を育む仕組みを再構築する動きである。プロジェクトは、かつての『藩』に置き換えて『式』と表現し『新たな街のスタイルの創出=萩式(はぎしき)』と表現している。萩には街並み(塀など)、建物(建材・寺や蔵など)、自然、萩焼文化、夏みかん、他、「萩らしさ」を表すエレメント(要素・分子)が多数ある。この『萩らしさ』を構成する要素を1つ1つ解きほぐし、再構築して、多様な魅力の表現を獲得しようと試みている。見方を変える、切り口を変える。このようにして起こる地域価値のイノベーションは、潜在的な魅力が豊かな地域ほどに多様性を生み出す。そういった意味で、『萩市』は大きな可能性を秘めている。築100年を越す古民家が再生され、新たな滞在施設としてその活動拠点となる。モノとコト、未来と歴史の、まだ見ぬ化学反応がとても楽しみである。